食材宅配サービスは意外とコスパがいい?

結論を先ず出すと、実際スーパー等で直接購入するよりも高いです。

スーパーと全く同じものがあったとして、近隣のスーパー等のうち特売日に買うものよりも安いということはまずあり得ないと言っても過言ではありません。それどころか、スーパーの通常価格よりも高めに設定されている傾向があります。

食材宅配サービスを提供している大手のうちオイシックスを例に挙げると、10庫入りの卵を見ると最も安いものでも300円(税抜き)から、300円代〜400円代が中心価格です。

一方で、スーパーを見てみると各店毎の差はありますが、特売では100円を下まわることもあるでしょうし、そこまででなくても税抜価格が200円未満で購入できる卵が置かれているところが殆どです。

宅配サービスには、宅配するための車や冷蔵設備などの費用、運転し配達してくれるドライバーさんの人件費、自動車で揺れても卵のようなデリケートな食品が割れたり傷んだりしないための梱包、など明かにスーパーよりもコストがかかっています。

そういった点を考えれば、野菜や卵を生産者から直接仕入れるなどのコストダウンの努力ができたとしても、宅配にかかるコストがあるという点ではどうしても宅配サービスの方が高くなることは仕方無いとも言えます。

料金だけではわからない食材宅配サービスのトータルのコスパ

しかし、食材宅配サービスの方が単純に価格は高いとしても、コスパという点で見れば変わってくる要素があるのではないでしょうか?

スーパーが1Fに入っているマンションに住んでいる。自宅の隣がスーパーだ、という方ももちろんいるでしょうが、殆どの方は数分〜十分以上かけてスーパーへ買い出しに行き(場合によっては自家用車や公共交通機関を使って)、スーパーによっては広大な売場を歩き回って一通りの商品を揃えます。

そして重量もそこそこになった買い物袋を提げて自宅まで帰ることになります。

月並みなたとえですが、家事にも時給が発生するとしたら、その買い物をする往復の通勤時間や、買い回りする時間、重たい荷物を運ぶ軽作業には幾ら発生しているのでしょうか?

スーパーまで片道10分、アイテムを選んでレジに並んで10分、帰り道が10分。これを週に3回行くと1時間半とすると、もし単純に時給1000円の労働だとするなら一週間に1500円分の費用が発生していると考えられるのではないでしょうか。

スーパーまでの距離が遠ければ遠いほど、自宅のドアまで配送してくれる宅配サービスのコスパが勝る場合があると考えられます。

また、単純に育児や介護などなかなか自宅を自由に離れられない場合にも、単純なコスパとしてはかりきれない点で宅配サービスの存在感が増してくると言えます。

代表的な食材宅配サービスの料金プランをチェック

代表的な食材宅配サービス3社「らでぃっしゅぼーや」、「オイシックス」、「コープデリ」の標準的な料金プランを見ていきます。

らでぃっしゅぼーやは4500円〜5000円の定期宅配コースをメイン商品です。野菜が最大15品、その他日配品や精肉、鮮魚などが4〜5品と、一週間分の3〜4人の食事の大半を賄える量となっています。

オイシックスも同様に1回5000円程度の定期宅配コースをメイン商品としています。野菜の選択肢以外にも、献立をつくるのに必要な食材がまるごとセットされていることで注目されている、ミールキットのセットもあります。

コープデリは一方で、らでぃっしゅぼーややオイシックスと比べると安価で、さらに宅配料も安価に設定されています。他サービスがスーパーより高い価格設定であることと比べると、コープデリはほぼ中規模なスーパーと同じ程度の価格設定です。

また宅配料も安価に設定されているため、送料を気にしてまとめ買いをしなくてよいということが利点です。

どのサービスも単品がスーパーより圧倒的に安いということはまずありませんが、豊富な冷凍食品やミールキットのような半完成品については、スーパーよりもバリエーションが豊富で、お得なものもあります。

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